今まで2回飲んであんまり美味しくなくてこけたワインが何故かまだあったので、早々に飲んでしまうことにしました。

CHÂTEAU DE VILLEFALSE 1999
シャトー ド ヴィルファルス
メーカー:LES CAVES ROCBÈRE
レ カーヴ ロクベール
葡萄品種:カリニャン40%、シラー40%、グルナッシュ20%格付け:
CORBIÈRES AC タイプ:フルボディ輸入者:ベルーナ 購入価格:894円 購入店:My Wine Club 頒布会
アルティッド・コンクール2000で銀賞を受賞したワインだそうです。
キャップシールをはがすと見事に大噴出した跡があり、いきなり怪しさ抜群です。(^^;
コルクを抜いた途端、熟したワインに良くあるドライフラワーの香りがふわりと広がりました。
色合いは思ったより若く、エッジにほんのりオレンジ色が入る、艶やかで美しく深みのある濃いめの真紅色。
グラスに近づくと、生肉、漢方薬、煮詰めたプラム、カシスリキュール、ブルーベリージャム、タバコ、カカオ、バニラ、ドライフラワー、砂糖漬けチェリー、ブラックベリー、イチゴジャム、シナモン、インクといった南のワインらしい甘くスモーキーな香りが柔らかに香ってきました。
飲んでみるとその香りに加えさらに、スイカ、焦がした木、ダージリン、グレープフルーツ、焦がしたオレンジ、土、ローリエ、ドライバジル、ドライパセリ、赤スグリ、ヤマモモの香りが感じられました。
余韻は長めで、ドライバジル、ドライパセリ、ドライフラワーとかの乾燥させた葉の甘く優しい香りがふわっとほのかに漂います。
とてもきめ細かで軽やかなタンニンで、とても柔らかで優しい舌触り。
しっとりとしてすっきりと引き締まった柔らかな酸味と、ふっくらとしてしっとりと落ち着いた柔らかな果実味と、程よくこなれたまろやかで優しい甘味がバランス良くきれいに溶け合い、丸くすっかり落ち着いた味わいになっています。
少し過ぎた感じがあって、驚くほどの美味しさはないけれど、旨みはしっかり感じられるし、とても落ち着いた味わいがなぜか飲んでいてほっとする優しいワインです。
さすがにピータンポイントは出ないけれど、3本目でようやくまあまあのワインに当たったようです。