先日、幸運にも手に入れた64番台Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 T*です。
レンズ構成6群7枚、絞り羽根枚数6枚、最短撮影距離45cm、レンズ重量275g、最小絞りF16、フィルタ径φ55mmです。
CAPAの付録に、「空気の湿度を取り払ったかのような澄んだ発色をするツァイスの名標準レンズ」と書いてあったので、ぜひ手に入れてみたいと思っていたんです。
調べてみると当時の定価の1/3ぐらいの値段で手に入れられたようで、なかなかお買い得だったようです。
それにしても、このレンズの開放でピントを合わせるのってすっごく難しいですね~。(^^;
買う前に開放でいろいろ試し撮りしたんですが、ファインダーの中ではきっちり合わせているはずなのに実際の写りを見るとぼけぼけで、こりゃ~、難しくて使いこなせるかな~、とちょっと買うのをためらってしまったほどです。
でも、色合いは確かに良く、撮るのが楽しくなるレンズなので思い切って買ってみました。
で、足取り軽く家に帰ってちょっとパソコンをのぞいたら、林艮さんのブログで、プラナー50mmF1.4は製造番号によってレンズの解像度が違う、というお話を拝見してびっくり仰天したのでした。
前に検索したとき、このプラナーのロット番号は何番だ、と書いてあるのを何度か見かけ、有名なレンズだからロット番号も話題になるんだ~、ぐらいにしか思っていなかったのですが、実はちゃんと大事な意味があったんですね~。(^^;
それと同じプラナーでもAEとMMレンズというのがあってこれまた品質が違うそうで、さらにびっくり仰天です。
じゃあ私が手に入れたレンズは~??!!、と慌ててインターネットを検索して、AEとMMレンズの違いを調べてみると、ようやく
このサイトに詳しい見分け方を見つけました。
このサイトの写真を見ると、同じ64番のものでも後ろ玉付近の構造が違うんですね。
我が家のレンズはこんな感じです。
それとMMレンズにはMM認識用のピンとマウント開梱用ネジが追加されているそうで、我が家のレンズは当たればでかいAEレンズのようです。
といっても、当たり玉どうかはまだ分からないので、まだ安心はできませんね。(^^;
絞り開放でいろいろ撮ってみました。マニュアルモード、絞りF1.4、1/125、WB5300K、ISO100、MF
ピクセル等倍
マニュアルモード、絞りF1.4、1/200、WB5300K、ISO100、MF
絞りF4ではこんな写りです。マニュアルモード、絞りF4、1/60、WB5300K、ISO100、MF
どうでしょう~。悪くはないと思うんですが。(^^ゞ
ところで、最短撮影距離で撮影するとき、距離リングっていうんでしたっけ、撮影距離が表示されているリングが止まるところまで回して、後は自分で動いてピントを合わせているんです。
我が家のレンズは、止まるところまでリングを回すと、0.45の"0"のところで止まります。
これだとピントをきちんと合わせても、どうしてもぼけぼけの写りになっちゃうんです。
でも、何気に"0"まで回さず"45"辺りで止めて写してみると、きちんと写ることが分かったんです。
マニュアルモード、絞りF1.4、1/80、WB3600K、ISO100、MF
ピクセル等倍です。
近くばかりじゃなく遠くも写してみました。マニュアルモード、絞りF1.4、1/50、WB3600K、ISO100、MF
ピクセル等倍です。
プラナーは、色収差に関しては補正されていないそうです。
主人の写真を拝借して、トリミングしてみました。マニュアルモード、絞りF1.4、1/2000、AWB、ISO100、MF
主人はこのプラナーがすっかりお気に入りで、「よし、これで1年間しっかり修行して、使いこなせるようになったらE-3を買うぞ!」と宣言。
おお~、ぜひE-3にステップアップできるようがんばってください♪(^ー^)