Meyer-Optik Görlitz Primotar E 50mm F3.5 V
最短撮影距離50cm、レンズ構成3群4枚、レンズ重量170g、絞り羽根枚数6枚、最小絞りF16、フィルタ径φ40.5mmです。
調べてみると、ドイツ東端のゲルリッツの老舗レンズメーカ生まれの、銀色に輝く総アルミ製レンズで、1950年代の物らしいそうです。
中身はテッサー型で、開放F3.5だけどレンズ自体は開放F2.8のようで、おそらく古い設計の光学部を自動絞りの新しいデザインの鏡胴に組み込んだ際に、無理の無い値にとどめたんだろうということだそうです。
このプリモターには赤い文字でVと表記されていて、レンズにコーティングが施されているタイプだそうです。ツァイスがTコーティングで、マイヤーはVコーティングなんですね。
うちの銀色レンズたち。
マイヤー・プリマゴンにもVマークがあります。リサゴンにはCの文字がありますが、これもコーティングを表すんでしょうか。
プリモターでいろいろ撮ってみました。
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絞り開放で撮ってみました。ハイパーマニュアルモード、絞りF3.5、1/320、WB太陽光、ISO100、MF
開放からくっきりで、後ろのまるで印象派の絵画のように柔らかで明るいピンク色がとっても良いですね。
絞りF5.6で撮ってみました。ハイパーマニュアルモード、絞りF5.6、1/125、WB太陽光、ISO100、MF
さらにくっきりした写りで、ぼけも美しく柔らかながらまとまった感じになってます。
ついでに、兄弟レンズのプリマゴンでも撮ってみました。Meyer-Optik Görlitz Primagon 35mm F4.5
ハイパーマニュアルモード、絞りF5.6、1/125、WB太陽光、ISO100、MF
シャープさとか色合いはとても良い勝負だけど、ボケ具合はやっぱりプリモターの方がきれいですね。
いつものようにISO1600で撮ってみました。ハイパーマニュアルモード、絞りF3.5、1/125、AWB、ISO1600、MF
ISO1600の粗さが少し出ているけれど、そんなに気になるほどじゃなく、夜間の撮影でもとてもきれいに写るようです。
最後にもう一枚。ハイパーマニュアルモード、絞りF4、1/160、WB太陽光、ISO100、MF
やっぱりこのレンズはピンク色がとてもきれいに出ます。ぜひ、春の桜をこのレンズで撮ってみたいですね~♪(^-^)