人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 2009-9-13 蔦と白い自転車 Pre Page | Next Page 2009-9-11 Memen... >>
2009-9-12 さらにCONTAX沼へ♪
先日、新宿の中古カメラBOXで8500円(税抜き・ボディのみ)で手に入れたCONTAX 167MTのご紹介です。^^v

2009-9-12 さらにCONTAX沼へ♪_c0136330_19353592.jpg


すでに我が家にあるヤシコンレンズについては、Carl Zeiss Distagon 28mm F2.8 T*Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 T*YASHICA DSB 50mm F1.9それぞれの紹介ページをよろしければご覧になってください。^^v

1987年2月に発売されたヤシカ設計最後のCONTAX SLRで、現在のCONTAX SLRの特徴になるABC(Automatic Bracketing Control)機能を初めて実現したモデルで、CONTAX SLRはこの167MTでディスコンになりかけたそうです。

メカニズムとしては137系でワインダー内蔵。また、DXコード対応はこの167MTからだそうです。このモデル以降はワインダーの付けようがないS2/S2bを除き、全てワインダー/モードラ(一般的に秒3コマまでの物をワインダー、それ以上の物をモータードライブと言うようです)内蔵+DXコード対応な+ABC機構搭載で現行モデルの基礎とも言えるそうです。

167MTの"MT”は、Multi Mode="M"とABC機構のTriple Exposureの"T"を取って"MT"としたものだそうです。

主な使用は次の通りです。

外寸(D×W×H)/51.5mm×149mm×91.5mm
重量/620g
シャッタースピード/B、16(AE、Manual)~1/4000(AE)、X接点1/125
シャッター/上下走行式メタルフォーカルプレン電子シャッター(クォーツ制御)
2009-9-12 さらにCONTAX沼へ♪_c0136330_1941097.jpg


シャッターレリーズ/電磁レリーズ方式、専用レリーズソケット付
露出制御/モードボタンを押しながら、操作レバーで設定
       1.標準プログラムオート 2.ハイスピードプログラムオート 3.ロースピードプログラムオート
       4.シャッター優先オート 5.絞り優先オート 6.マニュアル露出 7.プログラムTTLオートスト
       ロボ 8.絞り優先TTLオートストロボ 9.マニュアルTTLオートストロボ 10.ストロボマニュアル
測光方式/TTL中央重点平均測光/TTLスポット開放測光切替え式
       TLAストロボシステム仕様時:TLA中央重点ダイレクト測光 範囲:+-2EV絞り優先AE、
       シャッター速度記憶式AEロック測光方式:TTL中央重点開放、測光範囲:+-2EV
測光範囲/中央重点平均測光:EV0~20、スポット測光:EV2~20
フィルム感度連動/DX自動設定時:ISO25~5000、マニュアル時:ISO6~6400
AEロック/像面光量記憶方式
露出補正/+2EV~-2EV(1/3ステップ)
ファインダー/ペンタプリズム使用のアイレベル型、視野率:95%、倍率:0.82倍(50mmレンズ無限遠)
フォーカシングスクリーン/水平スプリット/マイクロプリズム標準装備(交換可)
フィルム巻上げ/マイクロモーターによる自動巻上げオートローディング方式、カウンター01までの空送り機構付
フィルム巻戻し/ロック解除ボタンと巻戻しスイッチによる自動巻戻し、巻戻し後は自動停止、途中巻戻し可
電源/1.5V単4型乾電池4本、メモリーバックアップ用リチウム電池内蔵
発売当時価格/108000円

167MTの取扱説明書がメーカーのHPに記載されているので、ご興味のある方はどうぞ。^^v

各操作部は、このようにコンパクトに配置されています。
2009-9-12 さらにCONTAX沼へ♪_c0136330_2015529.jpg


メインスイッチ左の□マークに合わせると中央重点測光方式、〇に合わせるとスポット測光、AELに合わせるとAEロックになります。

ロック解除ボタンを押しながら巻き戻しスイッチを左に動かすと、フィルムが自動で巻き戻されます。

2009-9-12 さらにCONTAX沼へ♪_c0136330_2021289.jpg


ドライブモードセレクターのSは1コマ撮影、Cは連続撮影、S-Tはセルフタイマー撮影です。

2009-9-12 さらにCONTAX沼へ♪_c0136330_203366.jpg


絞り込みボタンを押すとセットした絞り値まで絞り込まれ、その時の被写界深度や背景のボケ具合を見ることができます。

フィルム装填は、パトローネから少し引き出したフィルムの先端をオレンジバーマークの下まで差し込み、裏蓋を閉め、メインスイッチをONにしてレリーズボタンを押すと、カウンターに"01"が表示されるまで自動的に空送りされます。

2009-9-12 さらにCONTAX沼へ♪_c0136330_20174545.jpg


さて、試し撮り第2弾として、2000年12月に使用期限が切れたPROVIAを詰めてみました。(^^;

2009-9-12 さらにCONTAX沼へ♪_c0136330_20205561.jpg


まとめ買いの方が安くなるので10本入りを買ったんですが、それでもたしか7000円近くしたのかな、でも、そんな高いものなのに結局1本だけ使って後はそのまま冷蔵庫にしまいっぱなしというと~ってももったいないことをしちゃったフィルムです。(^^;ゞ

私が試し撮りした写真で、全てCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 AEJ、絞り優先モード、絞りF4、PROVIA RDPII 100で撮影し、Photoshop Elements6.0にてレベル補正してあります。^^

コマ送りには問題はないようです。^^v
2009-9-12 さらにCONTAX沼へ♪_c0136330_20301085.jpg


2009-9-12 さらにCONTAX沼へ♪_c0136330_20322100.jpg


2009-9-12 さらにCONTAX沼へ♪_c0136330_20322884.jpg


2009-9-12 さらにCONTAX沼へ♪_c0136330_20323824.jpg


ところで、レンズとボディどちらかの絞り値連動ピンが少々ずれているようで、絞り値によっては実際の値より明るめもしくは暗めに認識されることがあり、例えばF5.6の時はF4.5になったりF1.4の時はF1.7になったりするので、絞り値によっては露出設定にちょっと工夫が必要です。(^^;

もうちょっと古いフィルムで撮ってコツをつかんだら、何か好きなフィルムを詰めて撮ってみたいなって思っています。^^v

1~7枚目
PENTAX K10D、TAMRON SP 90mm F2.5(52bb)
ハイパーマニュアルモード、絞りF8 or 11、WB白色蛍光灯、ISO100、MF、三脚使用
Photoshop Elements6.0にてレベル補正
by PTAN-YO | 2009-09-12 00:12 | CONTAX 167MT
<< 2009-9-13 蔦と白い自転車 2009-9-11 Memen... >>