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2009-8-12 My Special Camera "SP" 登場♪
ASAHI PENTAX SPのご紹介です。^^
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当時のSPのカタログです。


撮影モード:マニュアル
測光方式:TTL絞り込み測光
シャッター:布幕フォーカルプレーン、B、T、1~1/1000秒
ストロボ:FP X接点
視野率:90%
大きさ・重さ:143×92×88mm・868g(F1.4レンズ付き)

1960年、西ドイツ・ケルンで開かれたフォトキナにて試作品が展示され、4年後の1964年7月にデビューを飾り、Cds素子を使った"露出計"をカメラボディ内に組み込み、撮影レンズを通過した被写体の光を直接測光する「TTL測光方式」を採用したカメラです。

ただし、この測光方式は、今ではどのカメラでも採用されている絞り値を開放のままで測光できる「TTL開放測光」ではなくて、いったん撮影絞り値まで絞り込んでから測光する「TTL絞り込み測光」です。

レンズはスクリューマウントの「タクマーレンズ」を使用。SPに対応するレンズはSuper-Takumarで、1961年3月発売のASAHI PENTAX S3の標準レンズとして55mmF1.8が発売されたのを皮切りに15本がラインナップされているそうです。→レンズリストはこちらを参考にどうぞ。

「SPなら正確な露出で撮れる」と爆発的に売れに売れたカメラで、一眼レフの大ブームを作り出したそうです。

ちなみに、SL(1968年9月発売)は、SPからTTL露出計を省略した普及機。ES(1971年10月発売)は、絞り優先AE機構を内蔵させた機種。SPF(1973年7月発売)は、絞り込み測光のSPを改良してTTL開放測光方式にしたマニュアル機種。SPII(1974年9月発売)もSPの改良機種だけれど、測光方式はSPと同じくTTL絞り込み測光方式を採用し、SPシリーズ最終機種となったそうです。(平成9年発行 月刊「カメラマン」6月号より)

発売当時価格はF1.8レンズ付きで42000円だったそうで、そのSPをSuper-Takumar 55mm F1.8付きで本体価格1300円で手に入れられたなんて改めてびっくりです。^^

そうやって嬉しいお値段で我が家にやってきたSPをモノクロフィルム専用にして、出番が来るのを首を長くして待っているM42レンズたちと一緒にいろんなモノクロの風景を気ままに切り撮って楽しんでいます。^^v

SPで撮った写真を一枚。^^
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そうそう、露出計は最初ちょっとくたびれていて2段ほどアンダーになるのでフィルム感度設定を2段下げてやらなきゃいけなかったんですが、使っているうちになぜか直ったみたいで、昨日フィルムの感度通りに設定して露出を計ってみるとちゃんとSunny16の方式通りのシャッタースピードになりました。^^v

そうして無事復活したSPでこれからもいろんなモノクロの風景を撮っていこうと思っていますので、どうぞ見てやってくださいね。^^

岐阜県恵那市長島町中野寿町にて
ASAHI PENTAX SP、Nikkor-S・C Auto 50mm F1.4 M42改
ILFORD XP2 Super 400
EPSON Colorio GT-X770
Photoshop Elements 6.0にてレベル補正
by PTAN-YO | 2009-08-12 00:13 | ASAHI PENTAX SP
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