国道19号線から少しそれた山の中にある小さな社「
内々神社」と、そのお隣にある「妙見寺」を訪れてみました。^^
内々神社は延喜式神名帳にも記載された神社で、主祭神は尾張の祖といわれる建稲種命(たけいなだねのみこと)であり、これに日本武尊、宮簀姫命(みやずひめのみこと)を配し、日本武尊が東方遠征の帰途、この地で婚約者宮簀姫命の兄である建稲種命が駿河で水死したことを聞き、「ああ現哉、現哉(うつつかな、うつつかな)」と嘆き、後にこの地に社を建てて建稲種命を祀ったのが始まりとされ、またその言葉から内津の地名が残ったんだそうです。
現在の内々神社の社殿は棟札によって、本殿・幣殿が文化7年(1810)、拝殿が同10年(1813)の再建であることが知られているそうです。
妙見寺は1326年ころ蜜蔵院開山慈妙上人によって創建され、北辰(北極星)あるいは北斗七星を神格化し祀ってあり、代々この寺の住職が内々神社の別当も兼務していた所から、両者をひっくるめて妙見宮としてこの地域の住人から多くの信仰を集めていたそうです。
また、この内津妙見宮には、秀吉の朝鮮出兵の折、社内の杉の大木7本を、北斗になぞらえて切り出し、兵船の帆柱とし、帰朝後大金を寄進したという史実もあるそうです。
愛知県春日井市内津町 内々神社と妙見寺にて
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ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8 or 3.5、WB太陽光、ISO100~320、MF
Photoshop Elements 6.0にてレベル補正