CARENAR 45mm F2.8
レンズ構成は不明ですが、最短撮影距離80cm、絞り羽根枚数5枚、最小絞りF16、レンズ重量100g、フィルタ径φ49mmで、日本製レンズです。
このレンズを調べてみると、CARENARのことは出てくるけれどこの45mmのことはどこにもヒットせず、Googleに「もしかして、カレンダー 45mm」と全く違うものをご案内されてしまいました。(^^;ゞ
アメリカのCARENAR(カレナー)は自社製造しないバイヤーズブランドとしてカメラやレンズ、映写機などを販売し、製造を外注専門としており、倒産する最近までは、韓国製のレンズが主体で、1970年代は、日本のタムロン、トキナー、ミランダや富岡光学に製作外注し、アメリカ市場で一世を風靡していたブランドだそうです。
さて、この日本製CARENARは、タムロン、トキナー、ミランダ、富岡光学いずれのメーカー製なんでしょう~。気になりますね。^^
これにはM⇔A絞り切り替えスイッチが付いていないので、絞り連動ピンを抑えないタイプのマウントアダプターだと開放でしか使えません。d(^-^)
ところで、以前買った
CARENARの55mmは最短撮影距離90cmで、これはようやく少しは縮まったけれど相変わらず80cmとあまり近寄れません。(^^;
アメリカの広い大地で使うのだから、最短撮影距離など気にせずに広々と雄大にアメリカの景色を切り取りましょう!、ということなのかな。^^
それに、45mmとパンケーキでもないのに中途半端な焦点距離のレンズですね。
あまり近寄れないし鏡筒は安っぽいプラスチックなのになぜ買ったかというと、まあ見た目に惚れたジャケ買いみたいなものです。(^^ゞ
隣に長さ4.8cmのコルクを並べてみましたが、こんなに薄いパンケーキ風レンズなんです。^^先日紹介したPENTAX-M 50mmと同じくらいの高さです。
軽くてちっちゃいレンズは大好きだし、それと絞りリングを回すとカチカチカチッと軽快な音がするのもなんだか楽しく、デザインもなかなか渋くてグッド♪
それに、45mmという中途半端な焦点距離が、変わりもの好きの私のつぼにぴったりはまってしまったんです。^^
それと、フォーカスリングを回すとだいたいのレンズは先端だけが伸びて行くんですが、これはフォーカスリングごと伸びて行くようになっています。
何だか望遠レンズみたいな仕組みですね。
一目ぼれだったんですが、とはいえ6000円ちょっとと衝動買いするには少々高いので何ヶ月も迷っていて、売れたら諦めようと思っていたんですが、ずっと見ていても誰も買う気配もなく、触った気配すらなし。
「そうかそうかしょうがないな。じゃあ、我が家においで。」、ということで、ついに買ってしまったのでした。(^^ゞ
絞り開放でいろいろ撮ってみました。ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8、1/500、WB太陽光、ISO320、MF
最短撮影距離80cmはこのぐらいでテーブルフォトにはやっぱりきついので、ポートレイトとかスナップ写真とかだけに限られた使い方になりそうですね。(^^;ゞ
ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8、1/4000、WB太陽光、ISO320、MF
ISOを戻すのを忘れてました~。(^^;ゞ
ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8、1/200、WB太陽光、ISO100、MF
ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8、1/2000、WB太陽光、ISO100、MF
ハイパーマニュアルモード、絞りF2.8、1/2000、WB太陽光、ISO100、MF
以前買ったカレナー55mmと同じように開放ではソフトフォーカスがかかった写りになりますが、色合いはとても素直で悪くはないと思うし、特に柔らかで優しい青空はとても好きです。^^
ボケは少々2線ボケ傾向で場合によってはうるさくなり、少々周辺にぐるぐる収差も見られるようです。それと、試しにビルを写してみたら樽型収差が見られました。
絞りF4で撮ってみました。ハイパーマニュアルモード、絞りF4、1/2500、WB太陽光、ISO320、MF
このレンズも絞りを絞ると、昔のレンズに良くあるように柔らかさを残しつつシャープで滑らかで艶やかなとても良い写りになりますね。(^-^)