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2009-3-3 倉科権助機械工場のヘリオスさん
今日は楽しい雛祭りの日ですが、私は楽しいレンズ祭りを開催♪またまた、レンズご紹介です♪ ^^v

我が家の2個目のロシア玉、KMZ(クラスノゴールスク機械工場)製HELIOS-44-2 58mm F2です。^^v


レンズ構成4群6枚のダブルガウス型、最短撮影距離50cm、レンズ重量220g、絞り羽根枚数8枚、最小絞りF16、フィルタ径φ49mmです。

旧ソ連製カメラ/レンズはシリアルナンバー頭2つが製造年となっており、私が手に入れたレンズは7453704なので74年に製造されたレンズのようです。

HELIOS-44はソ連製一眼レフZENITの標準レンズで、東ドイツのツァイスが設計したビオターをコピーないしライセンス生産したレンズだそうで、ビオターを基にしていることはKMZ自身が認めているそうです。

ビオターをコピーしたレンズだけど、絞り羽根枚数は違っていて、ビオター10枚に対してヘリオスは8枚と少なくなっています。

初代BTK(ビオタークラスノゴールスク)に始まり、それ以降のHELIOSには44-7まであり、44-4についてはモノコートタイプとマルチコートタイプ両方あり、5以降は全てマルチコートタイプになっているそうです。

また、HELIOSにはプリセット絞りと自動絞りのものがあり、一番簡単な見分け方は、名前に44M-4のようにMが付記されているのが自動絞りのものだそうで、さらにマルチコートタイプは、例えばMC 44M-4のようにMCという文字が書かれているそうです。

ちなみに、HELIOSとはギリシャ語で太陽の意味で、ギリシャ神話では太陽の神(ローマ神話ではSol)のことを表わすそうです。

さて、我が家のHELIOS-44-2はプリセット絞りタイプのレンズです。


例えばF2.8で撮影したいならば、まずプリセットリングを回してF2.8をbの赤い点に合わせ、それから絞りリングを回してaの赤い点をプリセットリングのF2に合わせると所定の絞り値に絞られるという仕組みになっています。

F2に合わせると絞り羽根が閉まるって、とっても不思議ですよね。ずっと前にも同じ仕組みになっているHELIOSを見たことがあったので壊れているわけじゃないとは思うんですが、逆になっているのがどうも使いにくいです。(^^;ゞ

それに、絞りリングがすかすかしていて簡単に動いちゃうので、撮影前によく確かめておかないといつの間にか開放になっていたなんてこともよくあります。(^^;ゞ

ちなみに、Carl Zeiss Jena Biotar T 58mm F2のプリセット絞りはこんな風になっています。


プリセットリングは押し下げると動くようになっていて、例えば同じくF2.8で撮影したい場合、まずプリセットリングを回してdの赤い点を絞りリングのF2.8に合わせ、それから絞りリングを回してF2.8をcの赤い線に合わせると所定の絞り値まで絞られ、それ以上の絞りには絞られないようになっています。

HELIOS-44-2でいろいろ撮ってみました。写真をクリックすると、大きな画像が表示されます。^^

絞り開放からフォーカスが合ったところはシャープだけど、周りにぐるぐる収差とハロがみられます。


F2.8からだいぶ収差が収まってきて、


F4ではまとまった写りになるようです。


いずれの絞りでもなかなか立体感あって、艶やかな質感描写と柔らかなボケ足が素敵ですね。^^

ツァイスのビオターと撮り比べしてみました。いずれも、ハイパーマニュアルモード、絞りF2、1/13、WB昼白色蛍光灯、ISO100、MF、三脚使用で、写真をクリックすると大きな画像が表示されます。^^v

HELIOS-44-2 58mm F2


Carl Zeiss Jena Biotar T 58mm F2


どちらもぐるぐる収差が見られ、玉ボケも同じハードエッジですが、こうして比べてみると、HELIOS-44-2はレトロな写りと濃厚な色合いで、ビオターの方がシャープで透明感あるし、ボケ味きめ細かで色合いも自然ですね。^^

それと、ピントの山はビオターの方がつかみやすかったです。^^

参考にヒストグラムを。

HELIOS-44-2 58mm F2
c0136330_1618476.jpg


Carl Zeiss Jena Biotar T 58mm F2
c0136330_16183012.jpg


そんなに変わりはないけれど、ビオターの方がヒストグラムの幅が少し広いですね。ビオターの方がヘリオスより階調が豊かということでしょうか。^^

もう少し、HELIOS-44-2の写真を。写真をクリックすると、大きな画像が表示されます。^^v

58mmと長いながらテーブルフォトでもしっかり使えます。

ハイパーマニュアルモード、絞りF4、1/30、WB太陽光、ISO100、MF、Photoshop Elementsにてレベル補正


ハイパーマニュアルモード、絞りF2、1/60、WB太陽光、ISO100、MF、Photoshop Elementsにてレベル補正


ハイパーマニュアルモード、絞りF4、1/30、AWB、ISO100、MF、Photoshop Elementsにてレベル補正


ロシアのレンズって面白いものがいっぱいありますね~。ダビデの星形ボケのIndustar-61L/Zや、Jupiter-9とかMIR 20mm F3.5もとっても気になるし、ロシア沼もすごく面白くてはまると抜けられない深い沼のようですね。^^v
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by PTAN-YO | 2009-03-03 00:03 | PTAN'Sレンズたち
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